【プレスリリース】館蔵品展「長崎家の籐細工-松江でつづく丁寧な仕事-」開催【R7.7/18~9/15】

2025.01.10お知らせ

 松江藩の籐細工は、文政期(1818~1829)頃にはすでに下級武士が内職として煙管入を製作していたと伝えられています。
 現代に籐細工の技法を伝える長崎家の籐細工は、江戸時代末期、松江藩の料理方であった長崎仲蔵が、江戸の松江藩下屋敷で籐細工を作ったことが始まりとされています。
 2代福太郎が長崎家の秘伝の技とされる六弁の花模様が並んだ編み方「花結び」を考案するなど、各代で時代に合わせた籐細工を多く作り続けてきました。
 松江藩に伝わる籐細工の技術は、6代長崎誠氏が「松江藩籐細工」として平成 16 年(2004)3 月 31 日に島根県ふるさと工芸品の指定を受け、さらに長崎誠氏の弟子である8代川口淳平氏は令和 6 年(2024)に「松江藩籐細工」として鳥取県伝統工芸士に認定され、現代にもその技を伝えています。
 本展は、初代長崎仲蔵から現在活躍する長崎誠氏、角宏子氏、川口淳平氏らの作品を展示し、江戸時代から松江で作られ続けてきた籐細工の一端をご紹介します。

期 間 令和7(2025)年7月18日(金)~9月15日(月・祝)
休館日 月曜日、祝日の場合翌平日 ※ただし8月12日(火)は開館
時 間 9:00~17:00 ※観覧受付は16:30まで
場 所 松江歴史館 企画展示室

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