松江歴史館の概要

江戸時代、雲州と呼ばれた出雲国の中心地松江は、松江城天守をはじめ造成当時の掘割やまち並みを今に残す城下町です。
館では、城や町の仕組み、移り変わり、そして現在の町に隠された秘密について、資料展示はもちろん、映像、模型、書割、切り絵のほか楽しい手法でご紹介しています。
さらに、各種の歴史体験イベントを開催するほか、天守を借景にした日本庭園、伝利休茶室、家老長屋を備えております。
松江歴史館パンフレット

場所について

松江城の東に隣接し、江戸時代には松江藩の家老屋敷が建ち並んでいた場所にあります。
現在は、松江市の伝統美観保存区域に指定されており、武家屋敷や小泉八雲旧居・記念館などにも近く、まち歩きの拠点としてご利用いただけます。
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外観について

武家屋敷をイメージした和風の外観で、外壁は、松江城の堀や櫓にも見られる「漆喰(しっくい)塗り」と「下見板張り」です。屋根には、約6万枚の「いぶし瓦」が載ります。

堀川からの外観(正面)

宇賀橋からの外観

北堀橋からの外観

構成について

敷地面積約5,500m²、延床面積約4,200m²、中心施設である『本館』と、市指定文化財『松江藩家老朝日家長屋』、館の入口として新設する『長屋門』などの建物で構成され、屋外には日本庭園も設けています。
『本館』内には松江の歴史・文化について紹介する『展示エリア』、各種講座やくつろぎのスペースとなる『体験・交流エリア』、歴史資料の調査研究や収蔵などをおこなう『調査研究・管理エリア』があります。
また館の周囲に残る江戸時代からの石積み水路なども整備しています。
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展示の概要

近世を中心とした城下町松江の歴史・文化などを展示します。

基本展示室

松江藩政や城下町の形成、城下の人々の暮らし、藩財政を支え松江を全国有数の富裕藩にした産業などを紹介します。実物資料を展示するほか、映像や音声を使ってわかりやすく紹介します。
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企画展示室

松江をより深く知ることができる企画展、テーマ展を開催します。
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伝利休茶室

松江藩家老大橋家に伝わり八雲本陣(木幡家)に移築されたのち解体保存されていた茶室を復元展示し、活用していきます。この茶室は約400年前に造られたもので、千利休が関わったとの言い伝えも残されています。

学習支援・体験講座

今に息づく松江の歴史・文化を体験していただく色々な講座を開催します。

江戸時代の建物である『松江藩家老朝日家長屋』については見学していただくだけでなく講座やイベントにも活用します。