<スポット展>昭和時代の八雲塗-華やかな装飾-

開催日:2025.09.30~2025.11.30スポット展示

八雲塗は、松江市が誇る工芸のひとつで、明治20年ごろに坂田平一という人物が製作を始めたと伝わっています。明治時代末期に生まれた八雲塗は、大正・昭和・平成・令和と作られ続けています。
八雲塗の表現として、漆を表面に描いた後、透き通った飴色の漆を塗り重ね、絵を研ぎ出し、磨き上げる方法があります。この技法により、色鮮やかな漆絵を使いながら、飴色の漆を重ねることで一段階暗い色調となり、奥深い魅力が生まれます。
草創期である明治時代末期は、中国漆器を意識した文様を描き、大正・昭和時代には、草創期の雰囲気を脱するかのように写実的な描写、明るい色調の作品が多く生まれました。
本展では、昨年度ご寄贈いただいた作品から、昭和時代の八雲塗を象徴する作品をご紹介します。

期 間 令和7年(2025)9月30日(火)~11月30日(日)
休館日 月曜日(祝日の場合翌平日)
時 間 9:00~17:00 ※観覧受付は16:30まで
場 所 基本展示室内最終コーナー
観覧料 基本展示観覧料に含む(大人700円、小・中学生350円)
備考