<スポット展>記録する絵画 朝鮮漂着民肖像画
開催日:2025.01.28~2025.03.30スポット展示
江戸時代後期、現在の島根県隠岐郡海士町に12人の朝鮮人が漂着しました。本展では、彼らを描いた肖像画8点を展示します。
肖像画は1枚に1人ずつ漂着朝鮮人を描いたもので、当人の容貌の特徴をとらえたとみえる立像の肖像画に、名前、年齢、身長が付されています。これらは平成16年(2004)に松江市内の民家で発見され、市内の郷土史家により調査されました。その調査によれば、12人は現在の韓国 慶尚道蔚山(キョンサンどう ウルサン)を出発し、釜山(プサン)で税としての米を納め、その帰り文政10年(1827)3月8日に海士に漂着したといいます。その後一行は松江、長崎を経て無事に帰国しています。
これらの肖像画を通して、江戸時代の日韓の交流について、また韓国の文化についても知っていただく機会となれば幸いです。
期 間 | 令和7年(2025)1月28日(火)~3月30日(日) |
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休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は翌平日 |
時 間 | 9:00~17:00 ※観覧受付は16:30まで |
場 所 | 基本展示室内最終コーナー |
観覧料 | 基本展示観覧料に含む(大人510円、小・中学生250円) |
備考 |