<スポット展示>平塚運一のスケッチ

開催日:2024.05.28~2024.07.28スポット展示

平塚運一は、版画の全制作過程を1人で行う(「自画自刻自摺」)創作版画の草創期を築いた近代版画の先駆者のひとりです。令和4年度館蔵品展「平塚運一-いざ摺らん-」の開催をきっかけとし、平塚運一関係資料を購入する機会がありました。そのうち、大正12年(1923)のスケッチブック1冊、日記2冊(昭和36年(1961))、木口木版の版木(未完成の蔵書票か)など計8点を展示します。
特にご注目いただきたい資料は、平塚が28歳頃に使っていたスケッチブックです。本資料には、大正12年(1923)9月1日 に発生した関東大震災によって被害を受けた東京の風景のスケッチが見られます。震災後、平塚が実際に東京を歩き、スケッチした場所や年月日などもメモで記しており、関東大震災の様子を知る上で重要な資料です。

期 間 令和6(2024)年5月28日(火)~7月28日(日)
休館日 月曜日※祝日の場合は翌平日
時 間  9:00~17:00 ※観覧受付は16:30まで
場 所 基本展示室内最終コーナー
観覧料 基本展示観覧料に含む(大人510円、小・中学生250円)
備考