<企画展>神々の美術 ―出雲の神像と神宝
開催日:2024.04.26~2024.06.16企画展
日本人は仏教伝来以前、神を海や山、岩、樹木などに宿るものと考え具体的な神の姿を表しませんでした。しかし、大陸から仏教が伝わり仏像を目にすると、やがて神の姿を表すようになります。それが神像です。同時に日本人は、人々を救済するために仏が神の姿となって現れたと考え、仏像も神像同様に祀られ信仰されました。
また、日本人は神が衣食住において、我々同様の生活を送っていると考え、衣装や化粧道具など神が日常生活に必要なものを造り奉納してきました。それが神宝です。
本展では、出雲の寺社に遺る神像や仏像、神宝などを展示し、出雲の人々の神々に対する思いや信仰について考えます。
期 間 | 令和6(2024)年4月26日(金)~6月16日(日)※展示替えあり |
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休館日 | 月曜日、ただし4月29日(月)、5月6日(月)は開館。5月7日(火)は休館 |
時 間 | 9:00~17:00 ※観覧受付は16:30まで ※オープニングセレモニーのため、4月26日(金)のみ展示室は9:30開場 |
場 所 | 松江歴史館 企画展示室 |
観覧料 | 大人500円(400円) 小・中学生250円(200円) 〔基本展示室とのセット券〕大人800円(640円)、小・中学生400円(320円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※高校・大学・専門学校に通う学生は学生証の提示で団体料金 |
備考 | 出品目録[PDF211KB] |
関連イベント
リレー講座
- 「仏の姿をあらわす神―本地仏」
日時/4月27日(土) 14時~15時
講師/的野 克之(当館学芸専門監) - 「370年前の地誌『懐橘談』で見る出雲国」
日時/5月11日(土) 14時~15時
講師/新庄 正典(当館主任学芸員) - 「美の玉手箱、国宝・秋野鹿蒔絵手箱について」
日時/5月25日(土) 14時~15時
講師/大多和 弥生(当館副主任学芸員) - 「ゑびす様に願いを託す―鳴物奉納のワケ―」
日時/6月1日(土) 14時~15時
講師/笠井 今日子(当館副主任学芸員) - 「すみずみまで見てみよう!出雲大社蔵三十六歌仙図額」
日時/6月8日(土) 14時~15時
講師/藤岡 奈緒美(当館副主任学芸員)
場所/松江歴史館 歴史の指南所
定員/各回60名 ※要予約、先着順
聴講無料
<お申し込み>松江歴史館 TEL0852-32-1607(9時~17時、休館日除く)
ギャラリートーク
学芸員による解説を聞きながら展示をご覧いただけます。
日時/5月18日(土)、6月2日(日)
各日14:00~15:00
場所/松江歴史館 企画展示室
申込不要
※参加は無料ですが企画展観覧券または年間パスポートが必要です
図録
神々の美術 ―出雲の神像と神宝
【発行】令和6(2024)年4月
【サイズ】A4縦 総56頁 315g
【価格】1,100円(10%税込)
【コード】ISBN978-4-86456-504-2
【在庫状況】あり
ごあいさつ | |
第一章 | 神々のすがた―神像 |
(コラム1)『懐橘談』に見る杵築大社の懸仏 | |
(コラム2)仏の姿をあらわす神―本地仏 | |
第二章 | 神宝 |
(コラム3)国宝・秋野鹿蒔絵手箱に描かれる文様 | |
(コラム4)美保神社の奉納鳴物 | |
(コラム5)「三十六歌仙図額」が出雲大社に奉納されるまで | |
作品解説 | |
その他の参考文献・所蔵者所在地 | |
展示作品リスト | |
協力者一覧 |
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