<ミニ展示>松平不昧と茶室「明々庵」

開催日:2022.08.30~2022.10.30ミニ展示

茶室・明々庵は、大名茶人として知られる松江藩松平家七代藩主の松平治郷(号 不昧)によって建てられました。安永8年(1779)、29歳だった不昧は、松江藩の家老の有澤家六代弌善に指示して、有澤本邸(殿町)に、この明々庵を作らせました。不昧もしばしば訪れています。

明々庵は、一時東京の松平邸に移されますが、昭和3年(1928)に菅田庵のある有澤山荘に建てられ、その後昭和41年(1966)の不昧公百五十年祭を機に赤山の現在地に再建されました。厚い茅葺の入母屋造りで、茶室は二畳台目の本席と四畳半の席を組合せ、中柱のない向切りの炉を配した軽快な構成です。現在、島根県指定文化財になっています。
本展では、明々庵ゆかりの茶道具を展観します。

期 間 令和4年8月30日(火)~10月30日(日)
休館日 月曜日 ※祝日の場合は翌平日
時 間 9:00~17:00
場 所 展示室前
観覧料 無料
備考