<企画展>松江市につたわる指定文化財

開催日:2020.2.21~2020.4.12企画展

私たちの身のまわりには、歴史上あるいは芸術上価値の高いものや、生活様式の移り変わりを知るうえで欠かせないものなど、有形・無形の様々な文化財が存在します。これらは言うなれば、先人たちが日々の暮らしや祈り、生まれて死ぬまでのあらゆる営みの中で生み出してきた「かたち」で、所有者や土地の人々のたゆまぬ努力によって永きにわたり護り伝えられてきました。そして、中でも貴重で優れたものが国や都道府県、市町村によって指定文化財とされ、保存と活用が図られています。

古代出雲文化発祥の地であり、近世城下町文化が繁栄した松江には、国宝2件を含む国、県、市の指定が計247件、登録文化財が計39件所在しています(2019年12月5日現在)。本展では、松江市制130周年を記念し、松江市に伝わる指定文化財(有形文化財)の中から38件(86点)を展観し、それぞれの魅力を伝えるとともに、文化財保護、保存、継承の取り組みについてご紹介します。
本展が、このかけがえのない文化財を次世代へ受け継いでいくことの重要性を考えるきっかけの一つとなれば幸いです。

出品目録 [PDF1MB] ※前期・後期で一部入れ替えあり

期 間/令和2年2月21日(金)~4月12日(日) ※3月19日(木)休館
※前期:3月18日(水)まで、後期:3月20日(金)から
時 間/(3月末まで)8:30~17:00、(4月から)8:30~18:30(受付は閉館30分前まで)
場 所/松江歴史館 企画展示室
観覧料/大人500円(400円)、小・中学生250円(200円)
[基本展示とのセット券]大人800円(640円)、小・中学生400円(320円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校・大学・専門学校生は学生証の提示で団体料金適用

関連イベント

記念講演会「文化財の宝庫 松江」

講師/藤岡大拙(松江歴史館館長)
日時/令和2年2月23日(日)14:00~15:30
場所/松江歴史館歴史の指南所
定員/60人 ※要申込(先着順)
※参加には展示期間中の企画展観覧券または年間パスポートが必要

記念講演会「仏像のかたち―松江市の指定品を中心に―」

講師/的野克之氏(島根県古代出雲歴史博物館参与)
日時/令和2年3月20日(金・祝)14:00~15:30
場所/松江歴史館歴史の指南所
定員/60人 ※要申込(先着順)
※参加には展示期間中の企画展観覧券または年間パスポートが必要

松江おもしろ談義「松江市所在の指定文化財(絵画)について」

講師/藤岡奈緒美(松江歴史館学芸員)
日時/令和2年3月8日(日)14:00~15:00
場所/松江歴史館歴史の指南所
定員/60人 ※要申込
参加無料

ギャラリートーク

学芸員による展示解説を聞きながら観覧できます。
日時/令和2年2月21日(金)オープニングセレモニー(9時~)終了後
2月24日(月・祝)14:00~15:00
3月14日(土)14:00~15:00
4月5日(日)14:00~15:00
場所/企画展示室 (展示室入口付近に集合)
※要企画展示観覧券

江戸時代の郷土料理を食べよう~冬の献立~

江戸後期の松江の町人が日常の様々を記した「大保恵日記」(市指定文化財)を参考に、季節の料理を再現。当館敷地内にある江戸時代の長屋「松江藩家老朝日家長屋」(市指定文化財)でお召し上がりいただきます。食事の前には、学芸員の案内で展示もご覧いただけます。
日時/令和2年3月8日(日)12:00~13:30頃 ※展示観覧後に食事
場所/松江歴史館 玄関ホール集合
料金/3,000円
定員/12名 ※定員に達しました※
協力/松江郷土料理研究会会員一文字家

出雲民芸紙で型染めカードづくり

はがきサイズの手漉き和紙「出雲民芸紙」(県指定工芸技術・雁皮紙)に花や動物などの型抜きで好きな色をつけてオリジナルのカードをつくります。
日時/令和2年3月21日(土)10:00~12:00、13:00~15:00随時開催
場所/松江歴史館 玄関ホール
料金/250円(はがき1枚込) ※追加はがき1枚150円
協力/安部榮四郎記念館

図録

『松江市につたわる指定文化財』

【発行】 令和2年(2020)年2月
【サイズ】 A4判変形 総72頁 374g カラー
【価格】 1,000円(10%税込)
【コード】 ISBN978-4-87903-237-9
【在庫状況】 在庫あり

ごあいさつ
藤岡大拙「文化財の宝庫 松江」
目次・凡例
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