<不昧公200年祭記念 特別展>松平不昧 -茶のこころ

開催日:2018.7.13~2018.8.26企画展

松平不昧(1751~1818)は、17歳で松江藩第七代藩主となり治郷(はるさと)と称し、貧窮する藩財政を立て直します。一方で石州流茶道を基に諸流儀を学んだ不昧は、茶禅一味を唱え流派や形式にとらわれず「諸流皆我が流」といい独自の茶道を目指し、大名茶人・不昧で知られます。
不昧は、名物茶道具を記録した『古今名物類聚』、収集した茶道具をまとめた「雲州蔵帳」を著し、その審美眼は高い評価を得ています。
また好みの茶道具を作り漆芸や陶芸、木工などに優れた職人を育て、さらにお茶、お菓子、料理などにもお好みを作るなど幅広く文化の振興を図りました。

本展では、茶の湯文化をとおして芸術文化を育んだ不昧の足跡を書画やお好み茶道具、茶室などを通して探ります。

期 間/平成30年7月13日(金)~8月26日(日)
※休館日:7月19日(木)、8月16日(木)
時 間/8:30~18:30 ※観覧受付は18:00まで
場 所/松江歴史館 企画展示室
観覧料/特別展のみ 大人500円、小・中学生250円
基本展とのセット券 大人800円、小・中学生400円
※20名以上は2割引き

関連イベント

記念講演会「最新情報 菅田庵の修理現場から」

講 師/布施直樹氏(公益財団法人 文化財建造物保存技術協会、重要文化財 菅田庵及び向月亭設計監理 事務所所長)
日 時/7月28日(土)14:00~15:30
場 所/歴史の指南所
定 員/60人(先着申し込み順)
料 金/無料
申 込/松江歴史館 TEL0852-32-1607

ギャラリートーク・・・学芸員による展示解説

日 時/7月13日(金)オープニングセレモニー(9時~)終了後
7月21日(土) 14:00~
8月4日(土) 14:00~   各日30分程度
場 所/企画展示室
※展示観覧券または年間パスポートが必要です
※申込不要

松江藩御用窯・布志名焼雲善窯 展示販売

不昧好みの名品を作ってきた由緒ある雲善窯による、日常使いにも生かせる生活陶器などを販売します。
日 時/7月14日(土)~16日(月・祝)、8月の土・日 10:00~17:00
場 所/玄関ホール

親子でお茶室体験

本物のお茶室で、にじり口の入り方からお茶のいただき方などお茶会に参加する際の作法を学びます。また、お茶を点てて運ぶおもてなしの体験もします。
日 時/8月26日(日)10:00~11:30
場 所/伝利休茶室、大広間
対 象/小学生とその保護者
定 員/10組 ※要申込
料 金/1,500円(2名分、お茶・お菓子代含む)※子ども1名追加+500円
持参品/白っぽい靴下、あれば扇子
申 込/松江歴史館 TEL0852-32-1607

図録

『松平不昧-茶のこころ』

【発行】 平成30(2018)年7月
【サイズ】 A4判変形 総72頁 400g カラー 白黒
【価格】 1,019円(10%税込)
【コード】 ISBN978-4-86611-119-3
【在庫状況】 在庫あり

凡例・ご挨拶
不昧の書画
不昧ゆかりの茶道具
お好みの茶道具
不昧の茶室
落款・印章
松平不昧略年表
お好み茶器(他の作品)・「不昧の書」訳文
出品リスト
謝辞・参考文献

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