2016.08.25 祖父は家康と秀吉 松江藩主 松平直政の生涯 真田丸攻めで初陣を飾った武将
2016年9月16日 – 2016年10月19日
堀尾家2代、京極家1代の後、出雲国へ入国した松平家は、以後10代にわたり松江藩主として出雲国18万6千石を支配します。 松平家初代松江藩主である松平直政(1601-66)は、徳川家康の次男・結城秀康の三男であり、二人の天下人・徳川家康と豊臣秀吉の孫にあたります。 本年は直政の没後350年であり、松江藩233年の礎を築いた直政の生涯を、徳川家や松平家に伝来の宝物を中心に辿ります。
第1章 祖父は二人の天下人・徳川家康と豊臣秀吉
第2章 父・結城秀康と兄・松平忠直
第3章 松平直政の登場
1 出生――結城秀康の三男
2 初陣――大坂冬の陣で真田丸を攻める
3 大名となる――上総姉ヶ崎1万石から越前大野5万石へ
4 信濃松本7万石の5年間
5 松平家松江藩の233年の礎を築く――出雲松江城28年の支配
見どころ
徳川家康が着用した小袖
【重要文化財】淡浅葱地葵紋付花重文辻ケ花染小袖 背 2010年修復後(徳川家康着用) (徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom) ※展示期間 9月16日~29日
大坂の陣で直政が着用した兜
形態は父の結城秀康の創案とみられ、秀康から兄の忠直に譲られ、次いで弟の直政に譲られた。直政は、鎧を初めて着用する「着初(きぞめ)」の儀式に用い、初陣となる大坂冬の陣で着用した。
雉子形変わり兜 (京都井伊美術館所蔵/福井市立郷土歴史博物館寄託)
初公開:松江歴史館で新発見された真田丸の絵図
全国的に見てもこれまで知られていない新発見の真田丸の絵図であり、謎に包まれた真田丸をめぐる議論に一石を投じる貴重な史料である。
極秘諸国城図より「大坂 真田丸」(松江歴史館所蔵)
徳川家康の護持仏
家康がいつも戦いの場で持っていた護持仏。もらい受けた直政は、大坂の陣で持参し勝利をおさめた。
故開運千体不動尊 部分 松平直政拝領(松江歴史館所蔵)
関連イベント
◆特別講演会「松平直政と松本――治績とゆかりの地を訪ねて――」
講師:窪田 雅之氏(松本市立博物館館長)
日時:10月16日(日)10:30~12:00
場所:当館 歴史の指南所
料金:資料代100円(当館年間パスポート会員は無料)
定員:90名 ※要申込
◆講演会「松平家松江藩233年の礎を築いた松平直政の生涯」
講師:西島 太郎(当館専門学芸員)
日時:9月24日(土)10:30~12:00
場所:当館 歴史の指南所
料金:資料代100円(当館年間パスポート会員は無料)
定員:90名 ※要申込
◆展示解説
日時:9月16日(金)オープニングセレモニー(9時開始)後
10月2日(日)14:00~14:40
10月15日(土)11:00~11:40
解説:西島 太郎(当館専門学芸員) ※要特別展観覧券
◆火縄銃の演武
日時:9月16日(金)、10月9日(日)、11月3日(木・祝)11:00~、14:00~
場所:当館 暮しの庭
協力:松江城鉄炮隊・松江城姉さま鉄炮隊
観覧無料
◇関連展示「松平直政没後350年パネル展」
期間:10月1日(土)~11月27日(日)
会場:松本市立博物館(長野県松本市丸の内4-1)
開催概要
会期 | 平成28年9月16日(金)~11月6日(日) ※ 休館日 10月20日(木) |
会場 | 松江歴史館 企画展示室 |
開館時間 | 9月末まで8:30~18:30 10月から8:30~17:00 ※観覧受付は閉館30分前まで |
観覧料 | 大人500円(団体400円)、小・中学生250円(団体200円) 基本展示とのセット券 大人800円(640円)、小・中学生400円(320円) ※20名以上は団体料金 |
主催 | 松江歴史館 |
後援 | 島根県、島根県教育委員会、朝日新聞松江総局、産経新聞松江支局、日本経済新聞社松江支局、 毎日新聞松江支局、読売新聞松江支局、中国新聞社、山陰中央新報社、島根日日新聞社、(株)新日本海新聞社、 共同通信社松江支局、時事通信社松江支局、NHK松江放送局、TSK山陰中央テレビ、日本海テレビ、 BSS山陰放送、山陰ケーブルビジョン、エフエム山陰 |