<館蔵品展>長崎家の籐細工-松江でつづく丁寧な仕事-
松江藩の籐細工は、江戸時代後期の文政年間(1818~1829)には作られ始め、下級武士が内職として煙管入を製作していたと伝えられています。一方で、江戸時代末期、松江藩の料理方であった長崎仲蔵が籐細工を始めました。この江戸時代の技法を現代に伝えるのが長崎家です。長崎家では二代福太郎が六弁の花模様が並んだ編み方「花結び」を考案するなど、伝統を守りながらも各代で時代に合わせた籐細工を作り続けてきました。
六代長崎誠氏が持つ「松江藩籐細工」の技術は、平成16年(2004) 3月31日に島根県ふるさと伝統工芸品の指定を受けました。さらに長崎誠氏の弟子である八代川口淳平氏は令和5年度に「松江藩籐細工」として鳥取県伝統工芸士に認定され、現代にその技を伝えています。本展は、初代長崎仲蔵から現在活躍する長崎誠氏とその技術を受け継ぐ方々の作品を紹介します。
期 間 | 令和7(2025)年7月18日(金)~9月15日(月・祝) |
---|---|
休館日 | 月曜日(祝日の場合翌平日) ※ただし8月12日(火)は開館 |
時 間 | 9:00~17:00 ※観覧受付は16:30まで |
場 所 | 松江歴史館 企画展示室 |
観覧料 | 大人480円(380円) 松江市民240円 小・中学生 無料 〔基本展示室とのセット券〕大人830円(660円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※高校・大学・専門学校に通う学生は学生証の提示で団体料金 ※市民料金の適用を受けるには、運転免許証・マイナンバーカードなど現住所が確認できるものを受付で提示 |
備考 | プレスリリースダウンロード[PDF 765KB] |
関連イベント
記念対談
講師/長崎誠氏(松江藩籐細工六代)、川口淳平氏(同八代)
日時/7月27日(日)10:30~12:00
場所/松江歴史館 歴史の指南所
定員/60名 ※要申込
参加費/無料 ※館蔵品展観覧券または年間パスポートが必要です
申込先/松江歴史館 電話0852-32-1607(9時~17時、休館日除く)
籐細工でコースターor籠作り
日時/7月27日(日)13:30~15:30
場所/松江歴史館 歴史の指南所
定員/15名 ※要申込 ※定員に達しました
参加費/1,200円
申込先/松江歴史館 電話0852-32-1607(9時~17時、休館日除く)
※小学生以下は保護者が同伴してください
コースター(2枚)/サイズ:1辺約10cm
花籠/サイズ:高さ約12㎝、幅約10cm
ギャラリートーク
学芸員による解説を聞きながら展示をご覧いただけます。
日時/7月19日(土)、8月10日(日)、8月27日(水)、9月15日(月・祝) 各日14:00~15:00
場所/松江歴史館 企画展示室
申込不要
※参加は無料ですが館蔵品展観覧券または年間パスポートが必要です