松江歴史館

企画展示


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松江市出身で生誕150年を迎える、島根県初の総理大臣・若槻禮次郎と、幻の東京五輪を招致した岸清一の企画展を開催します。
若槻は昭和初期に2度内閣総理大臣となり、ロンドン軍縮会議では日本の首席全権となって世界軍縮に向けて尽力しました。岸は3度の国際オリンピックで日本選手団を率い、国際オリンピック委員会(IOC)の委員となり、日本での開催を目指しました。
展示では、ロンドン軍縮会議やオリンピックにまつわる資料、二人が育った松江市雑賀町(さいかまち)についてなど、それぞれの偉業と生きざまについて紹介します。

第1章 二人を育てた雑賀町
第2章 軍拡に反対し続けた平和主義者 若槻禮次郎
     1 苦学の末、帝大を卒業
     2 官僚を経て内閣総理大臣となる
     3 首席全権として参加したロンドン海軍軍縮会議
     4 郷里、松江を想う
第3章 日本へオリンピックを招致した男 岸清一
     1 帝大漕艇部に岸清一あり
     2 生涯の職 弁護士
     3 日本近代スポーツの父
     4 清一とともにオリンピックに出場した出雲人
     5 郷里のため、後進のため

展示紹介

若槻禮次郎肖像画

若槻の母校である雑賀小学校の玄関に飾られている肖像画

若槻禮次郎肖像画/草光信成 画
松江市 松江市立雑賀小学校

岸清一肖像画

岸清一肖像画

作画した草光伸成の母校である母衣(ほろ)小学校に寄贈された肖像画

岸清一肖像画/草光信成 画
松江市 松江市立母衣小学校

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禮次郎が毎朝使用した弓道道具

第二次桂太郎内閣の総辞職に伴い、大蔵次官を辞任して官職に就かない生活を送っていた際、運動不足解消のために弓道を始めた。政界引退後も続け、起床後はまず弓を引くことが日課であった。

右)弓道用具(矢、ゆがけ)/若槻禮次郎所用
 東京都 個人所蔵
左)弓を引く禮次郎
 画像 個人像

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ボートにのめり込んだ清一

帝大法科大学に入学した清一は、勉学に励むとともに漕艇(ボート競技)に熱中した。これが清一とスポーツとの出会いであり「日本近代スポーツの父」となるきっかけであった。

帝国大学運動会第3回春期競漕会 番組
鳥取県 油野利博氏蔵

万年筆小

ロンドン海軍軍縮条約の署名に使用した万年筆

昭和5年(1930)ロンドン海軍軍縮会議に首席全権として参加した際、禮次郎はこの万年筆で条約に署名した。

万年筆/若槻禮次郎使用
東京都 外務省外交史料館

44,岸清一訴訟記録集

弁護士業の集大成

帝大卒業後、清一は代弁人(弁護士)となり事務所を構えた。また、自らの研鑽のため欧米へ留学し、海外の法律にも対応できる国際弁護士であった。清一が携わった訴訟は3千件を超し、その訴訟記録は不朽のものとなっている。

図書「岸清一訴訟記録集」
松江市 島根県立図書館

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禮次郎が名付けた松江の銘酒

禮次郎はかなりの酒豪で特に松江の地酒を好み、酒仙と言われる中国唐時代の詩人李白にちなんで地酒の名を「李白」と名付け、揮ごうした。

扁額「李白」/若槻禮次郎書
松江市 李白酒造有限会社

五輪パンフ小

幻となった東京オリンピックのパンフレット

昭和15年(1940)開催の第12回オリンピックを日本で開こうと、自国のPRのため外国向けのパンフレット等を作成した。日本での開催が決定したものの、戦争のため中止となった。

第12回東京オリンピックパンフレット・リーフレット
東京都 秩父宮記念スポーツ博物館

【 出品目録(PDF) 】

関連イベント

◆講演会「世界平和のため軍縮条約に調印した男―若槻禮次郎―」
講 師/新庄正典(当館副主任学芸員)
日 時/11月26日(土)10:00~11:30
場 所/松江歴史館 歴史の指南所
定 員/60名 ※要申込
参加無料

◆特別講演会「今 なぜ、岸清一か」
講 師/津田街道未来塾
日 時/12月11日(日)14:00~15:30
場 所/松江歴史館 歴史の指南所
定 員/60名 ※要申込
資料代/100円 ※当館年間パスポート会員は無料

◆岸清一生誕150年記念講演会「幻の東京オリンピック」の夢にかけた男 ~日本近代スポーツの父・岸清一~
講 師/古城庸夫氏(江戸川大学経営社会学科准教授)
日 時/1月21日(土)13:30~15:30(13:00開場)
場 所/ホテル白鳥 3階・鳳凰の間 (松江市千鳥町20)
定 員/200名 ※要申込 ※定員に達し次第締切
参加無料

◆学芸員による展示解説
日時/11月25日(金)オープニングセレモニー(9時~)後
   12月18日(日)13:30~14:10
   1月8日(日)13:30~14:10
参加自由、要企画展示観覧券

開催概要

会期 平成28年11月25日(金)~平成29年1月22日(日)
※ 休館日 12月15日(木)、1月19日(木)
会場 松江歴史館 企画展示室
開館時間 8:30~17:00
※観覧受付は16:30まで
観覧料 大人500円(団体400円)、小・中学生250円(団体200円)
基本展示とのセット券 大人800円(640円)、小・中学生400円(320円)

※20名以上は団体料金

主催 松江歴史館
後援 島根県、島根県教育委員会、山陰中央新報社、朝日新聞松江総局、産経新聞松江支局、 日本経済新聞社松江支局、毎日新聞松江支局、読売新聞松江支局、中国新聞社、島根日日新聞社、 (株)新日本海新聞社、共同通信社松江支局、時事通信社松江支局、NHK松江放送局、TSK山陰中央テレビ、 日本海テレビ、BSS山陰放送、山陰ケーブルビジョン、エフエム山陰

【チラシ(PDF)】
出雲人チラシ表小 出雲人チラシ裏

【小学校高学年・中学生向けリーフレット(PDF)】
国を動かした出雲人リーフレット